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見た人だけが損しない(洋紙、板紙、段ボール)ニュースです。


2024.3.5

3月2日付の日経新聞より

レンゴーが「4/1~順次10%以上の値上げ」を発表。

理由は端的に原燃料の度重なる値上がり、輸送人員確保によるコスト増・・・らしいです。

僕ら(大手メーカー)はすでに、コスト増に押されて利益を確保するにもアップアップ。それはわかりますが。

本当にまた原紙(段ボール、板紙等)の価格が全て上がってしまったら、それこそ「箱」使うのもうやめよう、

もっと小さな「箱」にしよう、って使用量が減る方向へ行くだけですね。

当社のような小規模事業者は、価格修正をお願いするにも相当な日数が掛かりますし、価格修正できるかどうかも

不透明で先が思いやられます。

 

2023.6.30

6月30日付の日経新聞より

ティッシュペーパー、クラフト紙(包装などに使われる強度のある紙)の原材料の針葉樹チップの対日価格が

上昇知っています。アメリカの住宅事情が影響しているようです。住宅の売れ行きが悪いと、あまり木を伐採

しないのでチップも出にくい(減る)。しかも、針葉樹チップの売り手は大手に集約されていて、強いので

価格交渉も強気のようです。

逆に印刷用紙などに使用される広葉樹チップは、東南アジアの小規模な売り手が多く、中国向けが多いそうです。

今は中国の経済も元気がないので、こちらは少し余裕があり、また売り手の交渉力も強くないので、やや下落気味

だそうです。

 

「針葉樹」「広葉樹」・・・小学校・中学校の社会?理科?の時間に勉強したアレです。。。

 

 

 2023.6.16

6月15日付の日経新聞より

4月19日付の下記記事の続きのようになってしまいますが、古紙在庫が昨年対比37.1%増加したと。

物が動いていないですね。コピー用紙、新聞紙、段ボール、白板紙。日用品からお菓子、清涼飲料水なども

値上げの影響がジワジワ出ていると思います。

日本経済はどうなってしまうのでしょうか・・・

 

 2023.4.20

4月19日付の日経新聞の記事より

段ボール・菓子箱の製品出荷低迷・・・古紙在庫解消進まず

という見出しがありました。

国内古紙の在庫は今の所ややダブつき気味ですが、

  • 長期的には古紙の発生自体が減少傾向
  • 中国経済の景気の不透明感

が主な要因で、今後の古紙の価格や在庫状況は読みづらいといった内容でした。

 

何にせよ、本格的なものの動きにはなっておらず、しかも、IT化で紙離れが進んでいるので今後は

どういう状況になっていくのかは不透明だということです。

 

紙の風合い、手触り感は残して行きたいです。いくらVR・ARなどが進んでも本物の手触りには敵いませんから。

 

2023.3.20

先日の日経新聞の記事をお伝えします。

最近の紙の値上げによりここ数年で、洋紙の使用量が40%以上減っています。

製紙メーカーは停機等で在庫調整するものの、それだけでは市場のコントロールも立ち行かなくなると。

考えてみれば、近所のスーパーなどでも新聞折込広告の回数を減らし、広告をまく範囲も狭め広告はかなり

少なくなっています。

 

今時広告をまかなくとも、アプリや電子広告、PDFファイルでの広告で済んでしまう。

紙媒体でなければならないと言うことも無い。

 

幸い当社は、紙の箱(パッケージ)が主体ですので、そこまで需要が落ち込んでいるわけでも無いですが、やはり

コロナ禍や虚礼廃止等で中元、歳暮などはジリ貧です。

 

ネット販売、手土産品などは比較的従来の量を維持していますので堅調にはきています。

しかし、今後はもっと世の中の困り事、問題解決に焦点を当てて何か商品(製品)開発、サービス開発を

していかなければならないと考えています。

 

2023.3.8

先月末の日経新聞に印刷用紙の価格上昇の現状までのまとめ的な記事が掲載されておりました。

記事によると2022年春〜現在まで3回の価格修正で合計6割価格が上がったと。

紙はキロ単価で取引されていて、一般の方々はバラで少量使用するだけですので、実感は無いかもしれません。

紙に携わってきた私としては、死活問題になる程値上がりしてしまったと感じます。

極端な例ですが、欧州では生産コストが高すぎて洋紙を生産しない方向へ舵を切っている国まであるそうです。

このままの価格が続くと、本当に紙が貴重品になりかねません。

 

2023.2.14

本日の日経新聞に段ボール原紙の状況が掲載されておりました。

コロナ禍から回復傾向もあり国内消費は堅調のようですが、中国経済の伸び悩みで輸出はかなり低調な状態のようです。

これがどのように影響するか、私なりの考えは以下のようになります。

 

売れないのでメーカーは生産調整をする

燃料、運送費も上がっているものの価格は上げ辛い

採算が悪くなる=賃金アップし辛い=景気が上がり辛い一因にもつながる。

 

(もっと他にも原料である古紙も動きが悪くなる等様々な影響が考えられます。)

国内経済がもっと活発になり回復基調が強まれば、中国や東南アジアへの輸出に頼る割合も軽減できますが、

今や大きな会社は輸出が伸びないと成長できない所まで国内需要は減っています。

 

国内需要減は日本の人口減少つまり労働人口(購買力のある人口)減少が一番の原因だと思います。

 

2023.2.7

先日の日経新聞に日経商品指数というものが発表されておりました。

各業界の素材等の価格がどの程度の変動かを表す数字です。

 

当社が携わる「紙・板紙」は昨年の1月より24.7%も価格が上昇しております。

段ボール関連はいわゆる2次値上げという昨年秋から今年初めにかけての価格修正で一旦落ち着きそうですが、

洋紙(特に印刷用紙)はまだ価格修正がありそうな雰囲気です。

 

段ボール・板紙・洋紙とも価格修正に対する予断は許しませんが、これ以上価格が高騰してしまうと使用量が

減っていくだけのような気がします。

 

2022.11.15

当社の主要事業には直接関わりないですが、家庭紙(主にティッシュペーパー)の値上げも大手3社から発表されました。

値上がり幅は20%との事です。